Hunnigan, Sloane and Minchin

グランドミュージカルとか映画とか

2023年ウィーン&ブダペストの旅。5.ブダペストまるまる観光

入国即大変な体験をしてブダペスト二日目の観光です。
ウィーンに続き主要な場所だけ決めてだいぶ行き当たりばったり。

観光その前に

この日は夕方からブダペストオペレッタ劇場で観劇。
ということはライムント劇場での失敗を繰り返さないためにバッグの調達が必要。地下鉄M1に乗りデアーク・フィレンツ広場駅 Deák Ferenc térで降りてFashion Streetからこの繁華街の中央っぽいエリアを散策することに。

どこの広場も彫像ですね。
前日までのイースターのお片付け中の広場を横目に歩き回るものの、急ぎの買い物も苦手で結局ブダペスト中央広場Vörösmarty tér 周辺の量販店にてちょうどいいかなってかごバッグを調達。かごバッグ。…これが後で困ることになりますが、先に急ぎます。

Sissi&Istvánの旅

今回の旅がエリザベートとイシュトヴァーン1世のゆかりの場所優先ということで、ブダペストでもかなり主要な場所をまわることにしました。両者ともこの地においては超メジャーです。

王宮の丘 Vár

王宮の丘① ケーブルカー

王宮の丘Várは主要駅のあるペシュトからドナウ川の対岸のエリアのためブダペスト中央広場Vörösmarty térエリアから歩いてくさり橋へ。聞いてはいたけど工事中でバスでのみ渡ることができるとのことで乗車。
渡った先で第一の目的はケーブルカー。徒歩でも上がれるんですがレトロだしあると聞けば乗ってみたいじゃないですか。

肝心の車体の写真が無い。でもいい眺めでした。イシュトヴァーン大聖堂と街の関係がよく分かります。
2019年の地球の歩き方によると1800Ftということだったんですが今は4000Ftでした。えーと思いつつ買ったチケットはよく見たら有効期限が2024年になっていたので年パス強制購入なんですね。(設備保守のこと考えたら仕方ないかな…)
1年以内に行けたら有効活用します。

登った先で待っていたのは何故か警察の式典…。

通っていいかわからないので観光客みんな見てたんですけど、そのうちマグネット配ってくれました。来週イベントがあるからよろしくねと。ごめん流石にいないわ…。*1

王宮の丘② マーチャーシュ教会Mátyás Templom

とにかく丘の上に着いて第一の目的がここ、マーチャーシュ教会。

ルキーニの歌う「1867年、ブダペストのカテドラル」。当時まだブダとペスト地区は統合してないので地名としては存在しませんが、とにかくフランツ・ヨーゼフとエリザベートハンガリー国王の戴冠式が行われたのはここ、マーチャーシュ教会Mátyás Templom。

小ぶりながらも大変な美しさでした。ウィーンの聖堂の重厚さとはまた違う、明るい荘厳さ。ここで新たな誓いを立てることには意味があったろうな、などと考えたりもしてしまう空間です。

王宮の丘③ 聖イシュトヴァーンの騎馬像 Szt.István-szobor

ハンガリー初代国王イシュトヴァーンの騎馬像。団体客が説明を聞いてふーんて顔をしながら通り過ぎるのを見てると、御国のかっこいいロックオペラがメジャーになることを祈りたくなりますね。

ここから丘の上をぐるっと一周して王宮に戻り、ジュースを買って一休み。

どう見てもトゥルルの鳥(イシュトヴァーンの祖アールパードを導いたと言われる伝説の鳥)だなぁと思ってたらトゥルルの鳥だったらしい。このヨーロッパらしい彫像モニュメント文化もなかなか楽しくなってきました。
王宮は今は美術館なので中には入らなかったけど、丘全体に博物館も多いので余裕を持って来れたらよかったな。だいぶ予習不足を感じて帰ってから反省。

ドナウ川の景色を楽しんで再びケーブルカーとバスでくさり橋から戻りました。

国会議事堂 Országház

丘を降りてドナウ川を挟んだ向かいには国会議事堂があります。国会議事堂にはかのハンガリー国王の王冠があります。見られるものは見ておこう、ということで川沿いのトラムに乗って出発。

このエリアは工事やらなんやらで慌ただしかったのですが、ここで歩きながら調べていたら王冠は見学ツアーに参加しないと見られないことに気付きました。案内する言語ごとに募集していて英語は当日予約はほぼ不可。あーあ。*2
行き当たりばったりここに極まれりということで、次回の訪問の楽しみにすることにしました。絶対来るからな!!

聖イシュトヴァーン大聖堂 Szt.István Bazilika

というわけで気持ちを新たに、ブダペスト最大の目玉、聖イシュトヴァーン大聖堂に向かいます。徒歩で10分程度だったか。ヴァーツィ通りに出たところで昨日ホテルまでに間違った道の眼の前だったことに気付きました…全然わかってなかった。

広場前の建物で内部と折角の天気だし展望台までのチケットを買い(カウンターのおじさんが交代に来た人にSzia!と出した握手を私が握るなど軽い恥をかいて)見学へ。

聖堂内部

ほぁぁ…教会建築自体が結構好きなのですがここは格別に良かった…。国の中心として愛される存在の雰囲気があって明るい。時代が新しいものなので比べるのも変だけどウィーンのシュテファン大聖堂とは全然違う居心地でありました。

聖遺物。200Ftの寄付でライトアップされると聞いてたけどずっとライトアップされてました。*3

展望台

折角なのでエレベーター使わず階段で登って展望台へ。宝物庫はまぁまぁ…。

街を見下ろす絶景でした…ここを中心に構成されてる感じがよくわかる。
それから、なだらかな稜線の上の建物がよく見るとすごく近くて、山でなく丘という感じが関東平野育ちには新鮮で気に入りました。次回は草原にも行ってみたいな。

本屋さんに行く!

さて一応ここから博物館に行こうかと思ったものの、あんまり時間もない…。
とりあえずグーグルマップのメモを入れた本屋さんが近いので行ってみることに。

写真は撮れなかったんですがクラシカルで大変かわいい内装のお店でした。
クラシックの音源が豊富に置いてあり(ミュージカルはあまり無かった…)地階のCDショップでIstván, a királyの初演音源と、オペレッタ劇場でミュージカル版が上演されているSzegény Dzsoni és Árnika(貧乏なジョニとアールニカ姫)の原作の児童小説を購入。絵本ではないので読めないんですが…読めたらいいなということで。

座席50人くらいの倉庫劇場でやってるらしいけど素敵でしょ。
旅先で本屋さんに行くこと自体結構楽しいですね*4。もっと美術技法書とか見てくればよかった。

英雄広場 Hősök tere

本屋さんをもう一軒はしごしようとしたものの、そんなに大きいお店は見当たらず通りがちょっと歩きにくい雰囲気のエリアに入ってきたので諦めて移動。15時くらいになっていたのでメトロM1に戻って一旦劇場街を通り過ぎ、英雄広場へ。

かっっっっこいいな?!

騎馬民族としてこの平原にやってきたマジャル人、イシュトヴァーンの祖アールパードたちの像ということですかっこいいな??
ウィーンからここまであらゆる広場にある彫像文化というものを見せつけられてきたんですが、ちょっと極まった感じがありました。
天気が良くて時間があったらスケッチしたかったなぁ…本当にかっこいい…。

 

と見学を終えて15:30頃ホテルに戻る…つもりだったのですがここから劇場まで一波乱二波乱…次の記事はオペレッタ劇場観劇記録になります。いや大変だった…

*1:式典は楽隊の演奏はともかくダースベイダーのテーマが流れたりだいぶ変でした

*2:スペイン語ならあった。

*3:ちょっと面白すぎないかと心配してたのでこれでよかった

*4:台湾に行った時児童向けレミゼを買ったりしてました。