Hunnigan, Sloane and Minchin

グランドミュージカルとか映画とか

2023年ウィーン&ブダペストの旅。1 決意と出発

2023年4月の半ば、憧れの海外一人観劇旅行に行ってきたのでその記録を残します。

海外経験が友達と行った2泊の台湾旅行のみ&英会話の実戦経験なし&コロナ禍終結とは言えない時期という状況に、3年前ハンガリーに行く予定が流れた+いろいろを天秤にかけて決断までだいぶまごまごしましたが、結果的に行って良かった旅でした。
自分の記録なので細かめに書きますが、観劇については個別記事にしておきます。

では…

(この記事ではとりあえず到着までの記録なので現地の話だけ読む方は次の記事に飛んでください)

 

決断「””今””、行かなきゃじゃん?」

2023年2月の終わり。悩んでいました。
4月のミュージカル「ラ・マンチャの男」が見たい…。
それも神奈川での東宝版松本白鴎のラスト公演ではなく憧れのブダペストオペレッタ劇場であるオリジナル演出公演。ユーロミュージカルファンの間で今もカルトな人気を誇っている(と思う)ロミオ&ジュリエットRómeó ès Júliaを制作した劇場、その時大公役だった推しNèmeth Attilaが主演の日がある…。*1

そしてドイツのシュトゥットガルトでは日本ではこの先再演があるのかはっきりしないダンスオブヴァンパイアが公演中、しかも4月からはドイツ語圏の推しの一人Mathias Edenbornの伯爵役カムバックがある…。*2

いくら待っても日本には来そうにない両者をまとめて見る機会、検討してもいいのでは…?と思うももう公演まで2カ月を切った頃。散々悩み倒して会うオタク会うオタク相談しては退路を断ちつつ決意を固めたのが3月の1週目。旅行会社に…相談だ!

………

2社ほどに相談の結果、Googleマップでは飛行機で2時間程度に見えたシュトゥットガルトブダペスト間の都合がつかず、かつシュトゥットガルトは観光のアテも難しいことからウィーン~ブダペストの旅に決定しました。*3
ウィーンではシェーンブルン宮殿ElisabethコンサートWOWOW放送の記憶も新しいMark Seibert出演の、こちらも日本再演未定作品Rebeccaがあるのでちょうどいいということで。

後から思うと旅行慣れしていない人間は観光地に行く方が絶対楽なのでこの旅程で正解だったと思います。Mathiasにはまたの機会に会いに行くぞ…という目的も残せました。

 

出発「こわい……………………」

1カ月の準備期間で観劇と2都市間移動の鉄道チケットを自力手配し、ひたすら着るものを整えて出発の日が来ました。成田出発は平日の夜。日中は働き定時上がり後電車で成田直行。この時の心境、めっっっっっっちゃ怖い。
後々考えると生理前のメンタル不安定な時期なのが主な原因だったんですが、空港内のお店も到着した19時半にはほぼ開いてないし軽食を買うにも残り少ない売店は混んでるしもう夜なのも嫌だし日本語の通じない空気が増していくし一人国際線に怯えきったまま搭乗しました。今思うとちょっと、いやかなりおかしかった。レートよりも日本語が通じるうちにと両替も先に済ませて無事に荷物検査もパスしたんだから問題ないんですけどね。

そんな感じで乗り込みドーハでの乗換までの12時間のフライトです。聞いてた以上に寒くて眠れないけど、ご飯はやたら出るし日本語対応のCAさんは近くにいるのが判るしここまではまだチュートリアル…という気分で過ごせました。緊張しすぎだ。噂の機内映画にリトルショップ・オブ・ホラーズがあるも初見映画を公共の場で見るのも怖い気がして断念。珍しい機会だったんだけど。

無事12時間を終えカタールはドーハ着。予習した巨大熊を記念撮影し4時間待機。ここで携帯電話のSIMを抜き忘れうっかり接続し国内キャリアの自動ローミングを起動させてしまうミスをしたり、あんまり早く搭乗口をうろうろしてたら「アンタどこ行くの?乗口は?」と英語で聞かれてしまう。まぁ英語で対応出来たということで経験値ゲットと思ってました。まだチュートリアル気分です。

ウィーン到着と英語コンプレックス

普通に乗換えられウィーンへ。トマトジュースを頼むも聞き取ってもらえず「リンゴ…」のつぶやきとともにアップルジュースを頂く程度のハプニングで(日本線に乗るCAさんの気遣いだったのか…)到着。

荷物受取したところで隣に座っていた女の子を見かけたのでなんの会話もなかったけど手を振ってみたら話しかけてくれまして、どこから来たかは上手く聞き取れなかったけど(ごめんね~)「ウィーンから列車でザンジバルに勉強に行く」とのこと。Studyがうまく聞き取れずにいたら「英語あんまり出来ないのね」って笑ってくれて、多分この辺でできる限り英語で話す度胸がついてきてだいぶ旅も楽しいな~と思えてきました。
ただ一緒にバス乗り場の場所をInfoで聞いてからお別れするときにSee youって言ってしまったので更に噴き出してましたね。
See youは流石に難しいな。うん。ザンジバルでがんばってね。*4

ウィーン国際空港

バス乗り場はわかったしチケットも買えたものの、空港のスーパーで量り売りのサラダの買い方がわからず(容器を選ぶGroßとKleinのボタンの意味がわからないだけで…)計1時間ロス。初日はホテル着いたらゆっくり過ごすつもりだったのでいいんですけどね。さてバスに乗って空港脱出。

次の記事に続きます。

ウィーン版ノートルダムの鐘看板広告

ローナッハ劇場で上演中のノートルダムの鐘広告。
隣にレベッカもあったけど撮り逃しました…。

*1:だいぶニッチな話をしています

*2:まぁまぁニッチな話をしています

*3:1社目でそう決めて2社目にそのまま相談したので2社目なら問題なかった可能性はあります。またはそこだけ自力で航空券取るなりすればよかったか。

*4:5/8追記 ウィーンからザンジバルへ列車は流石に聞き間違いだと思う。諸島だよ。